こんにちは!
前回のブログにもあるとおり、
わたしのパートナーのデイビッドは、セリアック病を患っています。
というわけで、
私たちはグルテンフリーな食生活を送っているのです ⁽⁽◝( •௰• )◜⁾⁾≡₍₍◞( •௰• )◟₎₎
わたしも彼に出会う前は、セリアック病について全く無知であったように、この病はまだ多くの方々に知られていないのが現実ではないでしょうか。
英国のセリアック病患者を支える団体である Coeliac UK によると、
*そもそも『 グルテン( ̄ー ̄?)』と疑問に思われている方は
→こちらへ (Wikipedia・日本語) / CDF (英語)
セリアック病:
"グルテンを含む食品を摂取した際、身体の免疫システムが自らを攻撃してしまうといった深刻な病。その際に小腸の内壁が傷つけられ、炎症を起こすことにより、栄養を吸収することが妨げられてしまいます。セリアック病は、食物アレルギーや過敏症とは異なる、自己免疫疾患です。"
自己免疫疾患とは...
『異物を認識し排除するための役割を持つ免疫系が、自分自身の正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応し攻撃を加えてしまうことで症状を起こす疾患の総称。』(参照:wikipedia)
"セリアック病は、一生涯の病です。""症状は、腫れ、下痢、嘔吐、便秘、頭痛、脱毛、貧血の他にも、体重の急激な増減、疲れやすくなったり、体内からガスが頻繁にでたりします。”
”セリアック病は白人に多く、有色人種(黒人、黄色人種)で少ないとされていました。しかし2006年に日本で初めて疫学調査が行われ、欧米の罹患率が約1%であるのに対し、日本は0.7%であると報告されています。”
セリアックと診断される以前、デイビットは自分がセリアックとも知らず、食パンやシリアル、ビールなどに含まれているグルテンを食べ続けていたので、ひどい時には吐血したりと、長い期間原因不明の症状にとても苦しんでいました。
彼がセリアックとの診断後は、自炊するにも外食するにも『もしかしてグルテンが混じっているかも』、『次の日に症状がでてしまうのではないか』と怯えていたのを覚えています。
実際に、彼のおじさんが私たちにプレゼントしてくれたロイヤルゼリーのサプリメントを2日間摂取した際、彼の体調が日に日に悪化...
いろいろな原因を模索したところ、最終的にサプリメントにグルテンが混ざっていたことがわかりました。
なので小麦粉・大麦・ライ麦を含む食品だけではなく、サプリメントやお薬、歯磨き粉、直接的にはグルテンは入っていなくても工場ラインで小麦粉等を扱っている食品または製品にも注意が必要です。
なぜセリアックではない私が、彼と一緒にグルテンフリーの食事をとり始めたのかというのも、キッチンで私の食べたパンくずや小麦粉が混じってしまわないよう配慮するためでした。
そんなこんなで、ビクビクモードのスイッチはマックス、自炊もままならなかったので、一時期わたしたちは絶対にグルテンフリーだと確信が持てる食べ物(お医者さんから処方される食パンやグルテンフリー認定冷凍食品)だけしか口にしませんでした。
それが高いこと高いこと...(゜ロ゜)ギョエ!!
イギリスのグルテンフリー認定マーク!∩(´∀`)∩ |
そんなエンゲル係数の高いある1週間の献立:
朝食&昼食: グルテンフリーの食パンかコーンフレーク
平日: グルテンフリー認定冷凍食品(インドカレーなどなど)
週末: ローストチキン&野菜(グレービーソースなし)
飲み物: お水か緑茶、時々ジャックダニエルのコーラ割り
今となっては良い思い出ですが...
デイビットは『まあいいんじゃない〜(*´∇`*)』とほのぼのしていた一方で、
(イギリスでは、毎日曜日にサンデーローストを食べ続けるように、毎週同じ献立を繰り返す家庭が大半なので...)
日本で料理上手な母が作るバリエーションに富む献立のもとに育った当時のわたしは、
『ああこのままこの食生活で一生やっていくんだな〜( ´・ω・`)』
と毎食しみじみと噛みしめていました...
(〃´・ω・`)ゞえへへっ♪
しょぼーん。(´・ω・`) |
そんな中、クリスマスに隠れ料理好きだったわたしにデイビットがグルテンフリーのレシピ本をプレゼントしてくれたおかげで、
グルテンフリーな料理にめざめ、毎日の食卓にバラエティーをもたらすきっかけが生まれました ワーイ♪ゝ(▽`*ゝ)(ノ*´▽)ノワーイ♪
さまざまな本やウェブサイトでセリアック病についての知識をより深め、
材料のアレルギー表示をしっかりとチェックし、わたしたち消費者自身でグルテンフリーを確信でき、あのビクビクを撃退することで、ぐーんとグルテンフリーレシピのレパートリーを増やすことができました。
自炊することで、もちろんお財布にも優しく...d=(´▽`)=b ィェーィ♪
一時期、1ヶ月のふたり分の食費が...なんと£250(約4万7,500円)だったのが...
(´;ω;`)ウゥゥ
一切外食・飲酒なし
+
少食デイビット+白いご飯が大好きすぎておかずなんていらないわたし
+
唯一の贅沢といえば£1のチョコレートだったにもかかわらず...
(´;д;`)ウッ…
(´;д;`)ウッ…
月々£140(約2万6,600円)にまで抑えることができました!*
キタ━━━━o(*´∀`)○━━━━━!!
*といっても、こちら英国でもグルテンフリーの食品は、一般的な小麦粉等グルテンを含む食品より76 - 518%の割合で高い値段が付けられています...(ノω・、) ウゥ・・・
(参照: A gluten free diet, how much will it cost you?, CBC News, 2014.)
そして少しでも食費を安く済ませるために、
こちらでは格安スーパーのひとつである『ASDA』のネットスーパーを利用しています!
(それとも10%の学割がきく『Co-operative』もしくは、もっと安いところだと『Aldi』や『Lidl』がありますが、自宅から遠いので、もっぱら配達をしてくれる『ASDA』が一番です '`ィ(´∀`∩))
ネットスーパーでは、きちんと予算と相談しつつ、献立を考える時間を持てるのがいいですね♪
グルテンフリーコーナーから: パスタ・コーンフレーク・粉もの・お醤油他
&
冷蔵・冷凍コーナーから:野菜・お肉・お魚・卵・お米
を取り入れ献立を考えています。
夕食にはいつも好きなものばかり作ってしまうので、もっとヘルシーにをモットーにしています。
夕食にはいつも好きなものばかり作ってしまうので、もっとヘルシーにをモットーにしています。
そんな毎日の夕食を、毎週月曜日あたりにまとめてアップしています♪
>> こちら、または上記の各写真をクリックするとそれぞれ新しいタブに飛んでいきます。
グルテンフリー認定マークを付けてくれているので見やすいこと!
ありがとうASDA!
|
日本では、グルテンの入ったお醤油が少しでも含まれたお菓子等やお惣菜、その他既製品でグルテンまたは小麦粉が含まれている割合が非常に高く、めったにグルテンフリー商品を目にしない環境で育ったわたしは、
スーパーの品揃えにいつもわくわく。
工エエエェェ(ω・´ )━(・ω・´)━( `・ω・´)━( ´・ω・)━( ´・ω)ェェエエ工!!
〜グルテンフリー食生活と体重の減少〜
といっても、グルテンフリーな食生活が特に注目を浴びているのはここ数年の現象であり
そもそも、かの低炭水化物ダイエットのように、グルテンを食生活から排除するのがダイエットにいいかも?!という口コミが広がり、特にアメリカなどでグルテンフリー市場の急激な拡大につながったみたいですね〜(´・∀・`)ヘー
わたし自身(セリアック病を患っていませんが...)嬉しいことに、
こちらでグルテンフリーに切り替えた後、長年の苦しいりんごダイエットなぞ意味がなかったかのように、するするっと体重が落ちていきました!・:*:.・,・ヾ(*´∀`*)ノ。・:*:.・,・
が、しかし!
よくよく考えてみると、この体重減少は、グルテンを食べなかったからではなく、
ただ単に始めの頃は、グルテンフリーの食品が非常に高く、お金もあまりなかったという点に加えて、いろいろと要領もわかっていなかったので、食べる量が急激に減った結果だと言えます。(*´・∀・)*´-∀-)ウン
だって、バランスの良い1日3食ご飯付きで食べていたのが、朝昼シリアルまたは極小トースト+ワンプレート夕食では減るものも減りますよね。
というとてつもなく、つまらないオチなのです。
それもそのはず、多くの欧米のメディアによると、グルテンフリーな食生活はセリアック病患者に効果的なのであり、それがダイエットに直接的に繋がるかというのは、科学的にも立証されておらず、根拠もないようです。(ノω・`。)ァレマッ…
〜グルテンフリー食生活と注意点〜
逆に、グルテンフリーの食事は、栄養のバランスが偏りがちだとも言われております。
(特に、食物繊維、鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB、ナイアシン、ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンD、タンパク質、カロリー摂取量等)
(参照: Celiac Disease Foundation(英語)→ セリアック大百科!)
また、グルテンなしでは、いろいろとパサついたり、味も安定しないので、バターやオイル、お砂糖の使用量が増えたりと逆にカロリー・脂質の過剰摂取で他の機能を弊害してしまう可能性も指摘されています!
これにともない『グルテンフリージャンクフード』という語彙も登場(o´艸`o)ァハ♪
わたしとしては、大して一般的なものと変わらない、より素材の味が引き立つように作られていてヘルシーという印象ですが...笑
加えて、グルテンフリー商品を製造している会社の多くは、オーガニックの材料を使用し、環境や社会に優しい企業方針をもっている場合が多いので、ジャンクフードとはいかがなものかと異議を唱えたくなります。(追記:今年人気が高まりつつあることに伴ってか、グルテンフリーだからといっても、非常にジャンクなものが増加しているように感じられます。何事もそうですが、グルテンフリーだからといって食べすぎないように注意することが大切ですね。2016年7月)
ということで、わたしたちはこれらの栄養補助のため、お野菜・フルーツ(ブロッコリー、人参、豆類、ビーツ、ブルーベリー、バナナ、りんご、みかん等)を意識して食べることはもちろんのこと、時々サプリメントを摂取して補っています。
いや〜にしてもいろいろとむずかしいですね。ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ
〜グルテンフリー市場とメディア〜
多くのメディアでも、上記で取り上げたように、特にセリアック病やアレルギー患者以外のグルテンフリー生活への転換について、これらの栄養面+高コストを考慮すると、負の部分が多いと否定的です。*
それゆえダイエッターは、適度な運動と全粒穀物を取り入れたバランスのとれた食事からという原点に戻るのが1番という理論。
とにもかくにも、セリアック病と付き合っていくにあたり、グルテンフリー市場の拡大は非常にありがたく、それらがより広く普及することで、価格の低下、そしてデイビットが以前苦しんでいたようにセリアック予備軍で苦しんでいる多くの人々に、より身近に食生活を見直す機会を与えることができたのではないでしょうか。
さばの水煮缶ダイエットのように、数年後にはグルテンフリーの流行が落ち着き、忘れ去られてしまわないことを祈ります....( ´・ω・)
追記:私たちの場合、今までいろいろと高い市販のものを購入していたところを、最近では節約のためにほとんど手作りでまかなっているので、脂肪や糖分の量を調節できたり、この点では確実に健康的な食生活につながってきていると思います。特に最近は、朝・昼にフルーツとサラダ・グルテンフリーのオーツ麦で簡単にお腹を満たし、夕食は早めに好きなものを食べるという生活を送っているので、ストレスもたまらず、食欲も落ち着き、気が付いたら洋服がぶかぶかになってしまったということも多々。(体重計がないので正確にどれほど痩せたかはわかりませんが...)
とにかく、以前ロンドン大学の寮で超ブリティッシュな不健康な食事をしていた頃は、免疫も弱まり、風邪をひいたり、長期間の酷い咳に悩まされることが多々ありましたが、今ではいたって健康。しかしセリアックではない私も小麦粉入り食品を口にすると(意識的なものかもしれませんが)体が重く感じたり、お腹がいつもよりぐるぐるとなるようになりました。日本に帰ったらたこ焼きが食べたいのにな〜あれれ
というわけで、わたしたちはグルテンフリーな食生活を送っています(*´∇`*)
なんだかまとまった写真を見ると、いろいろと見えてくるものが...
やっぱりもうちょっとお野菜の数を増やそうっと。(`・ω・´)キリッ
"Eating is not merely a material pleasure. Eating well gives a spectacular joy to life and contributes immensely to goodwill and happy companionship. It is of great importance to the morale".
セリアック病を患っているからといって、美味しいクッキーやパスタ、ピザを食べられなくなるわけではありません。
最初はわたしたちもセリアック病という病を前に戸惑いましたが、
少しのグルテン代用の食材とアイディアで
今までつまらなかったグルテンフリーな食卓が、新しい冒険に変わりました。
次回は、グルテンフリークッキングに欠かせない材料
- こっそりわたしたちのキッチンの中身をおみせします うふふっ(*゚v゚*)
*
*
Cheers!
xxxxx
No comments:
Post a Comment